ピロリ菌の検査・除菌治療
ピロリ菌の検査・除菌治療
「いつも胃が重い」「胃もたれが続く」といった不快な症状に悩んでいませんか。
その原因は、ピロリ菌かもしれません。
ピロリ菌は胃の中に住みつく細菌で、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などを引き起こすだけでなく、胃がんの大きな原因になることが知られています。
しかし、適切な検査と除菌治療を行うことで、将来のリスクを大きく減らすことができます。
ピロリ菌とは?
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の粘膜に住みつく細菌です。胃酸の中でも生きられる特殊な性質を持ち、長期間にわたり胃に炎症を引き起こします。
感染経路
主に口から感染し、幼少期に感染することが多いとされています。過去の衛生環境の影響で、高齢者ほど感染率が高い傾向があります。
ピロリ菌が引き起こす主な病気
- 慢性胃炎(萎縮性胃炎)
胃粘膜が薄くなり、胃もたれや食欲不振の原因になります。 - 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
みぞおちの痛みや黒い便などの症状が現れます。 - 胃MALTリンパ腫
ピロリ菌と強く関係する悪性腫瘍です。 - 特発性血小板減少性紫斑病
除菌により改善することもあります。 - 胃ポリープ
炎症により発生し、除菌で改善する場合があります。
ピロリ菌と胃がんの関係
ピロリ菌は、胃がんの最大の原因のひとつです。長期間の炎症により、細胞の遺伝子にダメージが蓄積し、がん化する可能性があります。
除菌によってリスクは低下しますが、完全にゼロにはならないため、定期的な胃カメラ検査が重要です。
ピロリ菌検査の種類
非侵襲的検査
- 尿素呼気試験:息で調べる精度の高い検査
- 便中抗原検査:便を提出するだけ
- 血液・尿検査:抗体を確認
胃カメラ検査の重要性
ピロリ菌の有無だけでなく、胃の状態を直接確認できる唯一の検査が胃カメラです。
- 胃炎の程度
- 潰瘍の有無
- 早期胃がんの発見
詳しくはこちら
▶ 胃カメラ検査について
胃カメラ検査の流れ
- 前日:食事制限
- 当日:朝食なしで来院
- 検査:10〜15分程度
- 終了後:医師より説明
苦痛を抑えた内視鏡検査
- 鎮静剤で眠った状態で検査可能
- 経験豊富な医師による検査
- 鼻からの内視鏡も選択可能
検査費用と保険適用
保険適用条件:
- 胃炎・潰瘍が確認された場合
- 胃がん治療後
- 医師が必要と判断した場合
費用目安(3割負担):
- 検査のみ:約1,500円〜3,000円
- 胃カメラ+検査:約6,000円〜12,000円
ピロリ菌除菌治療
一次除菌
胃薬+抗菌薬2種類を7日間服用
二次除菌
一次で不成功の場合、薬を変えて再治療
※薬は必ず最後まで飲み切ることが重要です
副作用について
- 下痢
- 味覚異常
- 腹痛
- 発疹・かゆみ
気になる症状があれば医師にご相談ください。
除菌後の確認検査
治療終了後、約1ヶ月後に再検査を行います。
- 尿素呼気試験
- 便中抗原検査
除菌後も定期検診が重要
除菌後も胃がんリスクは完全にはなくなりません。
そのため、定期的な胃カメラ検査が重要です。
まとめ
ピロリ菌は胃の不調や胃がんの原因となる細菌ですが、検査と除菌でリスクを大きく減らすことができます。
「胃の調子が気になる」「一度検査してみたい」と感じた方は、早めの受診をおすすめします。